Peru5 マチュピチュ村へ

おでかけ
マチュピチュ村

だらだら旅行記、ナスカとマチュピチュを巡る10日間のツアー(2024年9月24日〜10月3日)、その5。いよいよマチュピチュ村へ。

オリャンタイタンボ村

昨夜の雷で停電したらしい。私の泊まっている棟は早々に回復したが、他の棟は朝になっても回復していなかった。朝食の準備もワタワタしていた。
夜はいまいち余裕がなかったが、朝はばっちり回復していたので、食堂の中を撮って回る。観光地らしくアンティークな何かが飾ってあった。

夜は気づかなかったけど、山が迫っていた。

朝食のあとは荷造り。マチュピチュに行く鉄道はスーツケースなど大きい荷物は持ち込み禁止なので、ここで荷物をより分けなくてはならない。ちょっと面倒。

駅に行く前に村の中をちょっと回った。これが望外に面白かった。
ここにもアルマス広場がある。ロータリーみたいな感じで、真ん中がちょっとした憩いの公園みたいになっていた。まわりにはお店が立ち並ぶ。

この村ではインカ時代の建物が使い回されている。道も当時の石畳だったりする。石積が珍しくて撮りまくる。
車が1台通れる道もあれば、人が通ることしか想定していない細い道も多い。

ここは乾燥した土地らしいのだが、山からの水で潤っているそうだ。町中の側溝の水はかなり澄んでいる。

村の外に遺跡っぽいものがある。中に入っている観光客も見える。日程に余裕があれば、もう一晩泊まって歩き回りたいところだ。

名残惜しいが、アルマス広場に戻ってピックアップの車を待つ。
広場の中心部、サボテンとそうじゃない植物が一緒に植わっていて不思議な感じ。
木陰で編み物をしているおばちゃんがいる。犬がくつろいでいる。なんとものんびりした空間だ。

ペルー鉄道 EXPEDITION

駅の近くはこれでもかというくらいの土産物屋攻撃だった。それに並んでいる人がとても多い。これ、乗り切れるのだろうかと心配になる。

我々は指定席チケットを持っている。チケット窓口っぽいところが数か所あったのだが、そこに並んでいる人たちはいなかった。駅前で並んでいる人たちは何なんだろうか。この人数乗り切れるのだろうか。

並んでいる人たちを横目に、駅構内へ入って待合室へ。床を水拭きしている人がいる。ペルーはわりとこうしたお掃除の人が目に付く。がんばって町中をきれいにしようとしているみたい。

我々が乗るのは「EXPEDISION」というグレードの車両。観光列車らしく、天井がちょっとパノラマっぽくなっている。壁にはインカ時代の物語っぽい絵が。

天気がよくてちょっと暑い。室温27℃くらい。
車内販売があって、インカコーラというのを頼んでみた。黄色い液体だ。192ml, 10ソル。ラムネみたいな感じ。人によってはオロナミンCみたいと。

進行方向左側にウルバンバ川が見える。マチュピチュまでこの川に沿って走る。この川はアマゾン川に流れ込むらしい。

道路も川と並行していて、畑や途中の集落など景色が楽しい。

列車はマチュピチュにむかって下っていく。

インカトレイルを歩くツアーというのもあるそうだ。人数制限があり、なかなか予約がとれないそうだ。マチュピチュまで3,4泊かかるそうだ。
沿線にはインカ時代の石積みと思われる遺跡も散見される。

だんだん植生が変わる。山に木が多くなってくる感じ。

マチュピチュ村までの乗車時間は運行予定では1時間半くらい。なのだが、予定より遅れて2時間半くらいかかった。途中の駅で待ち合わせっぽいことをしていたからかな。

マチュピチュ村

マチュピチュ駅に着いたころに小雨が降っていた。駅をでるとすぐに土産物アーケード街。そこを抜けないと村の中に出られない。すごい造りだ。

昼食はアーケード街を出てすぐ、線路と川に挟まれたところにあるビュッフェレストランだった。地元の修学旅行っぽい少年少女の一団がいて、デザートとカフェコーナーは女子でいっぱいだった。
いろいろなイモ料理があり、全部ためしてみた。また炭水化物祭りだ。

このあとホテルへ。マチュピチュ村は標高2000m、遺跡があるのは山の上で標高2400m。クスコから降りてくると気分はもう低地だ。遺跡までは専用バスがピストン輸送している。

村の中は、車両通行禁止なので、物資はリヤカーで運んでいる。ご苦労さまです。

なんか、こう、「ザ・温泉街」という感じで、異国にいる気がしない。

13時半頃、ホテルに着いたのだが、まだ部屋に入れないということで、村の中を歩いてみる。
いきなり日本語の看板。それだけ日本人客が多いということか。不思議と中国人っぽい観光客が少ない。

町中が面白すぎて写真撮りまくる。

マチュピチュはリアルに温泉街で、坂道を登った先に水着で入る温泉施設がある。そもそも今、マチュピチュ村と呼んでいるところはAguas Calientes=暑い水という名前の土地なのだった。ずばり温泉。

グッズが民芸っぽくてとてもそそられるが、持って帰っても使い道がないのでぐっとこらえる。
ちょっと公園っぽいスペースがあったり、犬がだらだらしてたりする。なんか、ペルーの犬、どこでもフリーダム。

ホテルは立地もいいけど、中も高級の部類じゃないだろうか。部屋も洗面台も広々していた。
部屋の中にはベープがあった。確かに蚊がいるみたいだ。ちなみに、ここは湿度が高めで、靴下を洗濯したら次の日の夕方になっても乾いていなかった。日中で部屋の中は22℃、湿度67%くらい。

ひと休みしてから、土産物を物色に。ベビーアルパカのショートマフラーを買ってみた。いい感じの色があったので1つ買うつもりだったが45ソルと言われて、考えていたら2つで70ソルと言われ…、ソルはちょっとしか持ってなくて、ドルの現金にしてもらって結局3つ買って25ドル。1つあたり1000円ちょい。1つは自分用、2つはお土産用にした。(このあと、冬になって使っていたのだが、結構いい感じに柔らかく暖かいマフラーで買ってよかった)

それから、どうしても食べてみたかった地元のポテトチップス、小袋を見つけて買ってみた。ホテルのカフェでカフェラテをテイクアウトして、部屋で食べてみた。もうすこしイモの味がするかなと思ったけど、味は、普通だった。

夕食はホテルの中のレストラン

この日は早めに就寝。さて、いよいよ明日はマチュピチュ遺跡

ホテル:El Mapi

その6へ続く