だらだら旅行記、カナダへのオーロラツアー。ながーい1日目。
2023年にフィンランドのサーリセルカにオーロラを見に行ったのだが、見れなかった。2024年あたりが太陽活動が活発でオーロラチャンスとのことだったので、行けるならもう一度行ってしまえと、3月に1日だけツアー設定のあったホワイトホースへ行くことにした。
カナダでオーロラといえばイエローナイフかなと思ったが、そちら方面のツアーでは宿からオーロラ待ちの場所まで車で移動するという。オーロラはいつ出るかわからないから、自分のペースで待っていたい。なら、宿から見えるというホワイトホースのツアーのがいいかなと。お高いけど。
行ってみて大正解、宿の周りは街明かりがなくて、好きな時間に出入りできて、宿そのものも心地よくて、とてもよかった。
2023/3/12、夕方成田発のエア・カナダでバンクーバーへ。
時間に余裕があるので、総武線の中でお弁当食べてのんびり成田空港へ。というつもりだったが、当日は雨で、のんびりとはいかず、雨の中すごい勢いでスーツケース引いて歩いた。電車に乗った時点でスーツケースを引いていたほうの手で飲み物を飲もうとしたら違和感。ペットボトルが持ち上がらない。ぶるぶるしている。どんだけ力んでいたんだか。
第1ターミナルの南ウイングにはタリーズがあるので、そこでお茶してツアーの受付時間を待つ。ツアーといっても今回は添乗員はつかないのでバンクーバーの入国、乗り継ぎは独力。ホワイトホースの空港で現地係員がお出迎えだ。
今回はロッジ6室がツアーメンバーで貸し切りになる。参加は10名。御夫婦3組、お友達同士1組、おひとりさま二人だった。成田で全員集合はないので、ホワイトホースに着いて初めてツアーメンバーを知ることになる。
たまたま受付のときに、もうひとりのおひとりさまと遭遇したので、その人とだけは知り合いになれた。
エア・カナダって初めて乗るかも。いや、昔カナダに行ったとき乗ったのかな、覚えてないな。
バンクーバー行きは左右3列、真ん中が4列ある大きな飛行機だった。なんだか子供連れの外国人が多い。バケーションの季節でもないのに家族で移動?
例によって、前のシートの背にタブレットがついている。お食事メニューを見てみたら「キャビンクルーに聞け」みたいなことが書いてあった。意味ないじゃん!
この日は離陸時間に風雨が強く、滑走路の制限がかかっていて、離陸が2時間ほど遅れた。エア・カナダったら1時間くらいなんのアナウンスも無し。海外の航空会社だとそんなものか。
やっと離陸したら、まあ、上下に揺れてジェットコースターのよう。子どもの笑い声が聞こえる。う、楽しいのか!?
高度3000mくらいで雲を抜けたみたいで、その後は高度1万メートルくらいを時速1000kmくらいで飛行。この高さだとマイナス50℃だそうだ。
安定したらすぐ食事配布が始まった。だがしかし、先に配布されたのはハラール食かベジタリアンか。飛行機の後ろのほうに座っていた私のところにきたのはその30分後くらいだった。
チキンかビーフかというので、チキンを選んだら、チキンの甘酢フリッターとご飯だった。そばとコメとパンとパウンドケーキという炭水化物祭り。エア・カナダに栄養士はいないのか!? そして食後のお茶は無し。パウンドケーキはコーヒーか紅茶と一緒に食べたかったので、おやつとしてキープしておいた。
朝ご飯は、ヌードル一択(エッグが品切れた模様)で、焼きうどんだった。焼きうどんとパン。ラーメンライスのようなことか。
カナダ行きは、夕方発で同じ日のお昼にバンクーバーに着く。ホワイトホースに着くのは同日の夕方で、その夜からオーロラ鑑賞。なので、飛行機の中ではとにかく寝ることにした。細切れではあったが、とにかく寝た。
バンクーバーでは乗り換え時間がだいぶあった。到着便が遅れても余裕だ。
しおりにはバンクーバーで各自昼食とあったが、お腹はそんなに空いていなかったので、キープしていたパウンドケーキを食べただけ。それでちょうどよかった。
なぜか私のチケットは、成田でチェックインした時点でホワイトホース行きの座席が決まっていなかった。ほぼ同時にチェックインしたツアーメンバーは決まっていたのに、なぜ〜? 搭乗ゲートの係員に聞いても「ホワイトホース行きの係員がくるまで待て」とかいわれて取り合ってくれない。仕方ないから待つ。
ホワイトホース行き係員と思われる人が現れたところで聞いてみるとあっさり席番が振ってある紙チケットを渡された。
そのチケットで搭乗しようとしたときに、なにかアラームが鳴って「緊急時のどうのこうの」といわれた、おそらく非常口のところの席だったんだろう。でもそれ以上の意味がわからなくてぽかんとしていたら、その場で新しいチケットを出力して渡された。一番うしろの席の通路側だった。
ホワイトホース行きは左右2列の小さな飛行機。2時間くらいのフライトで、途中飲み物とおやつのスナックバーが出た。
ホワイトホースの空港は小さくてがらーんとしていた。夕方だったので、我々が乗った便が最終だったのかも。店などはほとんど閉まっていた。
お迎えの車でロッジへ。現地係員はロッジのスタッフだ。マネジャーとワーキングホリデーの日本人で、運営している。みなさんフレンドリーでしっかりしていた。送迎に車を使う場合は二種免許が必要とのことで、ワーキングホリデーの人たちも現地で二種免許をとったとか。へぇ〜。
こちらも暖冬だったみたいで、幹線道路の雪は2月に気温が上昇したときに溶けて、それ以来、本格的な降雪がないという。あらま。
幹線道路から脇道に入ってロッジへ向かう道はさすがに雪道だった。20時頃に宿に到着。
宿には共用キッチンがあって、ウォーターサーバーでお水・お湯が自由に使えて、コーヒーもティーバックも無料だった。なんとうれしい。コンロや調理器具もあるのだが、そちらは今回は使わなかった。
お部屋は、本来なら二人で泊る広い部屋・広いベッド。なんか贅沢。初日は遅かったので、お部屋で夕食となった。食堂のすぐ外がオーロラを見る場所なので、遅い時間は消灯するからだと思う。
夕食はスプーンでほぐせるほどのホロホロのチキンだった。ちょっと量が多かったが、おいしかったので全部食べた。料理はロッジのスタッフが交代で作っているらしい。すごいな、スタッフ。
夕食後にちょこっと外に出てみた。あまり寒くない。レンタルした防寒着に着替えて三脚&カメラを持って再び外に出てみる。そしたらオーロラが出てきて…。(オーロラの話は Canada 1 オーロラ で)
みんなでみていた0時台が一番オーロラがすごかった。一度部屋に戻ってカメラの電池を入れ替えてお茶して、2時から3時くらいまでぼーっとオーロラを見ていた。帯になったりカーテンぽくなったり、縦の光が出たり。
シャワーを浴びて4時ころ就寝した。朝ご飯は時間を選べるので9時にしておいた。