だらだら旅行記、蔵王スノーハイク
なんだか山形にばかり行っているような気が。蔵王温泉に泊まりたかったのだが、いい感じのツアーがなくて、個人で宿をとろうとしても軒並み満室で無理そう。ということで、泊まらないけど、蔵王にいって温泉に入ってくるというツアーに参加した。
2024/2/16
東京駅の集合が早くて、自宅最寄り駅からほぼ始発の電車に乗った。東京駅に着いても店が開いてなくて朝ご飯が買えない危機! 辛うじて日本橋口のコンビニが6:30に開いたのでそこで食べ物を調達。
山形新幹線つばさ号は再び17号車、ホームの端っこ。今回は新庄までいく列車なので山形は途中下車だ。
今回は西側の窓側席だったので、景色がよく見えた。埼玉からでも富士山は結構大きく見えるんだ、すげぇ。
日光の山々が雪をかぶっていて神々しい。
1月に比べてあまり雪がなかった。直前に南岸低気圧が2本くらいきていて2月だというのに春っぽい気温だったからだろう。
山形到着、そこからバスで移動なのだが、バスにはいかにも後付のコンセントと無線LANがついていた。バス会社、がんばってますね。
この日のメインイベントである最上川川下りが強風のため、中止になってしまった。山形駅は穏やかな天気だったのだが、全便欠航とのことだ。残念。
代替プランとして立石寺に寄った。6月に来たところだ。1時間くらいの予定だったので上まではいかず、開山堂の手前までで、絶景眺めて降りてきた。後遺症として、このあとずっとふくらはぎが痛かった。
お昼ご飯は舟で食べる予定だったので、そのお弁当を食べに舟乗り場の古川まで行った。
そこでお弁当食べて、そのあと船頭さんのお話と「最上川舟唄」を披露していただいた。お話もおもしろかったけど、おぅ、民謡って生で聞くといいねぇ。
銀山温泉に寄った。もともとコースに入っていたけど、全然知らなくて興味もなくて調べてなかった。大正風の町並みが人気らしい。うむ、確かに、鬼滅の刃っぽい。
足湯がそこここにあった。風情があるといえばあるのだが、散策するにはエリアが狭く、観光客でごった返していて、店は行列だし、人疲れしてしまって早々にシャトルバス乗り場に戻った。立石寺もそうだったのだが、聞こえてくるのは中国語ばかり。春節にぶつかったから? 来年からは観光地に行くときは春節も考慮しよう。
宿泊は天童のルートインだった。天童は将棋の駒の産地として有名らしく、フロントに王将が飾ってあった。売店なしで自販機で缶に入ったつまみが売られていた。
夕飯は近所のABC食堂でロースカツを食べた。なにやら地元民に大人気らしく、お弁当の注文がひっきりなしに入る。カツは普通においしかった。
2024/2/17 蔵王でスノーハイク!
頂上までいくにはロープウェーを乗り継いでいくのだが、山麓線はすごい混んでた。ほとんどが観光客。案内の人が「スキーヤーはリフトで上ったほうが早いですよー」と誘導していた。
スノーシューはレンタルで、モンベルの新し目のやつだった。ここのところの暖かさと雨で樹氷は溶けてしまったとのこと。ロープウェーで登っていく途中の木々も雪がついていない。
ものすごく良い天気で、西側の山がよくみえる。朝日連峰とか出羽三山だ。
スノーハイクのガイドさんに教えてもらったのだが、樹氷は、日本海からやってくる水蒸気が西側の山で吹き上げられ、零度以下になって、それが木などに当たると一気に氷結してエビの尻尾みたいになる現象だとのこと。確かに、支柱の西側に氷の塊が刺さったようについている。
蔵王名物樹氷のもとになるアオモリトドマツは、松くい虫にやられて枯れ木になってしまって、そうするとあの特徴的な樹氷の形にならないそうだ。
頂上駅近くのお地蔵さんは胸くらいまで埋まっていた。このシーズンだと通常は頭が出るかでないかくらい埋まっているそうだ。ところどころ霧氷になっている木もあった。
スノーハイクはガイドさんの先導で、ゲレンデの樹氷コースの脇の林や、コースの脇を歩く。ガイドさんのはスノーシューというよりかんじきで、クロモジを曲げて作ったお手製なんだそうだ。
頂上からロープウェー山頂線の樹氷高原駅まで、ゆっくり降りて2時間くらいのスノーハイクだった。
蔵王は何度もスキーに来ているが、こんなに山がきれいに見えたことは無い気がする。というか、スキーだと景色より滑っていく雪の状態のほうに気持ちがいくので記憶にないだけかもしれない。樹氷の中を歩くという体験はできなかったけど、スキーに来ていた頃も立派な樹氷ってそうそう遭えなかったのでそんなものかと。
とりあえず、スノーハイク、楽しい!
帰りは、麓の温泉宿で入浴した。蔵王の硫黄の温泉! やったー!!
山形新幹線にはまだ車内販売がある。飲み物とおつまみを売っている。
いつもツアーのバスに乗るのは山形駅東口なのだが、駅で時間があったので西口に行ってみた。なんか立派な建物があった。霞城セントラルというらしい。駅を出たところが広場になっていて雪囲いがあったり、反対側にはやまぎん県民ホールというのがあって、なんかハイソな感じ。だいぶ東側とは雰囲気違う。
というわけで、1日目の観光は私にとってはおまけだったので、2日目の素晴らしい天気のもとでのスノーハイクを堪能できて、蔵王温泉にも入れて、とてもよかった。蔵王、また行きたい。