Finland 2 トナカイ牧場・オーロラハント

おでかけ

だらだら旅行記 フィンランドへのオーロラツアー、サーリセルカ到着日

2023/11/16

イヴァロからサーリセルカへバスで移動すること30分くらい。近い。まずは、防寒着レンタルへ。普通に冬服を来ている上につなぎを着るので、かなり窮屈。そしてこの状態でトイレはまず無理。ブーツと手袋もレンタルした。ブーツは自前のスノーブーツでいいかなと思ったが、借りたブーツのほうが足の甲部分が厚く、厚手の靴下を履いてちょうどいいくらいだったので、借りたものを使った。

サーリセルカではスノーモービルのレンタルや、タイヤの太い自転車のレンタルがあちこちにあった。雪道を自転車で走るのか!

ここのトイレのトイレットペーパーは不思議なフォルダーにはいっていた。お手拭きみたいにつまんで引き出すのだ。フィンランドでも珍しいらしく、このタイプはここでしか見なかった。

この次はトナカイ牧場へいくのだが、予約時間までちょっとあるということで、サーリセルカのスーパーに寄った。気にかかっていたところなので嬉しい。
今年2月の火事で焼けてしまって、SIULAショッピングセンターに移転したスーパー、KUUKKELI(クーッケリ)、フロアの2階で夜9時までやっている。観光終わってからも行けるのがありがたい。前の店舗より小さいと聞いていたけど、軽い食事と飲み物を買うには問題ない大きさだった。1階にはバイクレンタルがあったり、2階にはカフェがあったりする。

トナカイ牧場

トナカイ牧場って正式名称PURKUMUKAN POROFARMIというらしい。Purnumukanはここの住所、Porofarmiはそのままトナカイ牧場という意味。サーミの衣装を着た人とトナカイがいて、餌やり体験やトナカイソリ体験ができる場所だ。ソリはツアーの観光メニューに明記されてなかったので、多分、空いててラッキーってことなのかもしれない。

ちなみに、ここのいいるのは全部オスで、メスは子育て中だそうだ。角は毎年おちるので、ここにいる角のない子も普通に大人のオスだ。

外でじっとしていると、上着がしんしん冷えてくる。レンタルした防寒着の必要性を感じた。夜はもっと気温が下がるだろうし。


トナカイのソリに二人づつ乗る。先頭に係の人のソリがあって、その後ろに5台くらい繋がれている。先頭のトナカイがあるき始めると後ろのトナカイも歩き始め、先頭が止まると止まる。トナカイ、賢い。
敷地の森の中のトラックを1周する。なんか楽しい。

ゆっくり歩くトナカイソリ(10秒)

ソリのあと、小屋に案内されて、コーヒーとパンが振る舞われた。これも予定になかったみたい、添乗員さんも知らなかったって。外が冷え冷えだったので温かいコーヒーはとてもありがたかった。パンはシフォンケーキっぽい軽いやつだった。

次の昼食まで時間の余裕があるということで、ここでツアーメンバーひとりずつ自己紹介タイムがあった。関東圏の人が多いけど、国内線乗り継ぎの人もいるし、オーロラが見るのが夢だった人もいるし、無茶無茶旅慣れた人もいるし。

小屋を出たらまだお昼なのに日が沈みそうだった。

カウリスパの丘にあるスキー場のレストランで昼食。丘の上は日差しの加減でなんかとても幻想的。いいもん見た。

メインはサーモンスープ。具だくさん。ちょっとしょっぱかったかなー。
トナカイ柄の蝋燭の入れ物がとてもかわいかった。欲しくなったけど、家で蝋燭を点ける習慣がない、というか、火を灯したら危ないと、思いとどまった。

ホテルにチェックイン。このホテルは棟がたくさんあって、棟に入るのに部屋に入るカードキーが必要だった。棟には番人がいないので、そういうセキュリティーなんだね。
部屋の中はわりとずっと17℃くらいだった。かすかに暖房が効いているのか。
我々は別館で、レストランは本館。敷地をてくてく歩いていかねばならない。迷いそう。メンバーの若者についていった。

この日だけ、ホテルのレストランのディナーで、トナカイスープで腹いっぱいだった我々に牛肉はちょっと重かった。なんたって、前菜がパン! 自分は全部食べたけど、食べきれない御婦人続出。

オーロラハント

初日だけ、バスでオーロラハントにでかけた。バスの運転手さんがこの日いい感じと思われるところまで連れてってくれるのだ。

最初はどこぞの高台にいって、遠くにうすーく緑の光が見えて、それがオーロラだった。私は、下調べの時、眼鏡だと曇ると聞いていたので使い捨てコンタクトをしていた。見えるといえば見えるけど。

ちなみに、オーロラの見え方は次のようにいわれているらしい。(ただし、正式な定義ではないらしい)

LEVEL1:オーロラがとても薄く、肉眼では見える人と見えない人がいる。
LEVEL2:明るさが弱く、鮮明ではないがオーロラを確認できる。
LEVEL3:オーロラが明るくはっきりしており、動きも確認できる。
LEVEL4:カーテン状の明るくはっきりとした動きのあるオーロラを頭上又はそれに近い角度で確認できる。
LEVEL5:動きのある活発なオーロラを頭上ではっきりと確認できる。オーロラ爆発現象(ブレイクアップ)も見ることができる。

HIS:オーロラ紀行

これでいうと、この日見えたのはLEVEL1か2くらいかな。
ナイトモードのついていない自分のスマホに、画像処理ソフト(NeuralCam)を入れて撮影したのが左。緑と言われれば緑だけどよくわかんない。あとで添乗員さんにいただいたのが右。オーロラカーテンが見える! 写っているのはお昼を食べたカウリスパの丘の物見台だと思う。

オーロラアプリ(Aurora Forecast)でみると、この日はこんな感じ。イナリ湖にいたのは22時前後。近くまできているけどねー。見えないねー。

結論からいうと、見えたのはこの日だけだった。しかも、最初の丘でだけ。