黒部 3日目 黒部峡谷トロッコ電車

おでかけ

だらだら旅行記、黒部方面ツアー

2023/7/29
今日は宇奈月からトロッコ電車に乗る。この「トロッコ電車」ってよくわかってなくて、あまり調べてもいなかったのだが、昨日のガイドさんのお話で合点がいった。黒部電源開発の下流側から上流に向かっていくということだ。なるほど。 < 今更

昨日の河床ハイキングで腿にきてるなと思ってたら、やっぱ腿の前面がかなりの筋肉。
靴は乾き切っていない。

7:00 朝ご飯、焼き魚を野菜入りハムに変えてくれたみたいだ。
靴に古新聞作戦やったおじさまがいたようだ。躊躇せず新聞もらいにいけばよかった。

出発8:30
靴の湿気が取れてないので、バスの中では靴を脱いで中敷出した。代替サンダル欲しいところ。外を歩ける薄くて畳めるスリッパ欲しい。
大糸線、姫川に沿って北上、塩の道を日本海へ。
9:00新潟県に入った。
姫川は河口で翡翠が拾えるらしい。ヒスイ加工の看板のお店(工場?)があった。写しそこねてちょっと悔しい。
「糸魚川」という川はない、と、このときググって知った! って、前にも何か時に聞いたかもしれないが覚えていなかった。

9:26 糸魚川インターチェンジからE8 北陸道。
日本海が見えた!親知らず子知らず海岸だ。

9:40 富山に入った
越中境PAに寄ってトイレ休憩、麦茶やレモン牛乳買う。
レモン牛乳はバスの中で飲んだけど、リピートしたい味ではなかった。

今日のルートは欅平駅から上部トンネル出口広場まででパノラマ展望台には行かないのだが、そこへ行きたい人はツアーから外れてる誓約書を作ればいけるという。早速書いてるおじさんあり。ツアールートに階段があると聞いて途中で待つわおばさまあり。添乗員さんも大変だ。

10:06 黒部インターチェンジ降りた。

宇奈月駅。釜飯の自動販売機とか、堅あげポテト白エビ味とかあって、気になる。
トロッコ電車のアナウンスは室井滋だそうだ。

トロッコ電車往路

トロッコ電車は前向きベンチシートで窓枠無し、背もたれなし。詰め込むと4人がけとのことだが、往路は3人がけで一番前の真ん中に座ったので、あまり写真撮れなかった。

平均16km/hだって。ゆっくり。ナローゲージ=新幹線の半分の幅。
客車は2種類。窓なしベンチシートのトロッコ車両と、普通の電車みたいな囲われた車両。その他、貨物用のやつもあるようだ。

12時頃に車内でお弁当を食べる。おかずに魚系が多いけど、きびめしは薄味でおいしかったのでご飯だけ完食。
トロッコ車両はトンネルやブレーキ音などですごい音。食後、耳栓をしてみる。アナウンスは聞こえる。スマホのシャッター音が聞こえない。最初から耳栓すればよかった。
眼の前にある「非常用梯子」が気になった。これ、どうやってはずして、どうやって使うんだろうか。伸びそうだだけど、見ているだけじゃこの場所からの外し方がわからない。

猫又駅、この辺の地中に黒ニ発電所があるそうだ。
駅に着くたびくらいにすれ違い電車がある。
気温は32℃。トンネルに入ると涼しいけど、出ると暑い。

鐘釣駅、河原の万年雪、土を被っていて、一目ではわからなかった。
トロッコ電車は90分でずっとトンネルと思っていたので超暇と想像していたのだが、短いトンネルが何本もある感じで景色も見えて楽しい。観光にうってつけの電車だ。

小屋平ダム。ダム、いっぱいあるな。

12:45着 欅平駅で改札出ないで待機。ここから専用列車で上部トンネルへ行く。
ヘルメット必須、だけど、帽子の上からかぶっても良いとのことで、そうしてみた。傍から見たらかなり滑稽かも。
欅平でだいぶ待つ。その間に案内人の方からいろいろ話を聞く。冬季はトロッコ電車が運行しないので、「冬期歩道」というトンネルを歩くそうだ。ちょっと中に入ってみたけど、涼しい! 年間通じて12℃かとか。

上部トンネル

13:15、2便が戻ってきた。2便の人たちは緑のヘルメットだった。そうやってわかるようにしているのかぁ。我々は3便。
13:20スタート、1両にひとり係員(関西電力の人)が乗っている。乗車時間は5分くらい。
専用電車はトロッコ電車と同じ幅のレールで、開放ではなく箱車両になっていた。

中はとても涼しい。上部トンネル、14℃。

竪坑エレベーター駅 13℃。
13:29 エレベーターで200mあがる。オーチス製のエレベーターだった。
上がってすぐのところには流し台などもあり、生活感が漂う。

竪坑展望台というところから外に出てみる。展望台といっても、トンネルの外のちょっと出たテラスみたいなところ。山が見えるけど雲が多め。

13:39トンネルのなかを歩いて、上部トンネル出口広場へ。
壁面から水がちょろちょろ出たり、レールが水に浸ってたりしていてメンテが大変そう。

上部トンネル出口広場で、パノラマ展望台へいく人たちと別れる。

このあと、またトンネル内を歩いて別室に行き、黒部第三ダムのドキュメンタリーDVDを見る。
途中、トンネル内が結構入り組んでいる。はぐれたら迷子になりそう。
シダが生えてたりする。植物強い。なぜか新しめの貨車と古ぼけタンク車がある。

視聴メモ

大正期の測量の様子
黒部川は流量が多く峡谷なのでダムに向いている
水力発電は、発電所への取水量の調節で発電量を調整しやすい
黒三発電所は昭和戦前、人力で大変。雪崩れで物資運搬通路が毎年壊れてる
温泉が噴き出すトンネル。「高熱隧道」といわれたやつ
メンテも大変じゃん、根性論すぎる土木工事
千人谷ダムから取水している
昭和15年にできた

試聴室内は20℃、冷えた。
このあと、専用電車の運転台とか、廃車になる車両とか見せてもらった。運転台狭い!

竪坑エレベーターで下がる。下をのぞかせてもらった。ちょっと、007とかマーベルドラマとかを思い出した。
エレベータが止まったときは、壁の足場で上に出られるそうだ。

再びトロッコ電車

14:48、宇奈月に戻る電車に乗る。
黒部川第三発電所は欅平駅のホームから見えるのであった。DVD視聴あとだと感慨深い。

このあと欅平で自由時間1時間半くらい。
黒部ダムで250円だった味付きいろはすい、ここでは190円だった。
ちょっとおやつが食べたかったので売店でまんじゅうとせんべいを買って、川を見ながら食べた。
滝のようになっているところは人工的に作られているのだが、真ん中が凹んでいる。ぼんやり眺めながら、これはわざとそうしたのか、平らに作ったけど削られちゃったのかどっちなのかなーなどと考えていた。

人喰岩といわれる岩がえぐられた通路の先にトンネルがあった。トンネル内、照明が少なくて暗い。
トンネルを抜けたところで暑くて引き返した。そしたら、下りの道で腿が…。筋肉痛、登りでは出なかったのにー。
足湯はもう終わっていたが、河原に行ってみようかと階段数段降りてみたけど、腿がやばくて引き返した。

暑いのでビジターセンターで涼む。今日行ったところの地形の模型があって興味深かった。

16:35 団体改札口へ集合。専用改札口なので一般の人とは別。だけど、もう時間前に並んでる。
復路は余裕があり、ひとり1シートくらい。ご夫婦は割と並びで座ってる。仲良いな、みんな。
16:43発 黒部峡谷トロッコ電車、最終便。13両くらいだったか、かなり長い。
左右の写真を撮りまくる。

森石駅の下流に「仏石」というのがあって、石にお地蔵さんの赤い帽子とちゃんちゃんこみたいなのを着せたのがあるのだが、写真にはうまく写っていなかった。そのさらに下流に猿専用吊り橋というのもある。人用の吊り橋もあるみたいだ。

柳橋駅のところにある新柳原発電所は西洋の古城のような建物になっている。

17:55着宇奈月

新幹線の駅の売店が小さいということで、スーパーに寄る。大阪屋。ちょっと欲しかった堅あげポテト白エビ味を買ってみた。ハッピーターンの白エビ味もあったようだ。そっちのほうが小さくてよかったかも。富山っぽいものは見当たらなかった。あとトマトジュース。駅でなにか買えるか?

黒部宇奈月温泉駅。売店はセブンイレブンで小さいけど充実していた。隣の土産物屋も19時まで空いてて買い物できた。
おにぎり買った。土産物屋でプリンも買った。行きに買ったドーナツも食べた。
また窓際で悠々。キャンセルの人のおかげです。
どうもやかましいと思ったら、他のお客さんのおばちゃんたちが席を向かい合わせにして喋りまくっていた。そんなのが2組。コロナでは向かい合わせ禁止だったけどね。平和になったねー。

21:23 高崎

22:12 東京駅
山手線、若者で騒がしい。今日は隅田川の花火だったらしい。

だいぶ腿に来たけど、なかなか貴重な体験ができた。目当ての黒部ダム放水も満喫したし、トロッコ電車の景色もおもしろかった。
水力発電所についてもだいぶ勉強になった。あんな凄いものよく作れたなぁとも思うし、あんなに苦労してまで作る必要あったのかなぁとも思う。お陰で今の家電生活があるわけだけど。
水力発電っていうとエコなイメージだけど、かなり自然に負担をかけて作っているよね。最近では自然への負荷の少ない小水力発電が注目されているよね。ただ、水利権とか設備維持とか大変みたいだけど。

去年は雪の大谷、今年は黒部ダム放水、来年は紅葉の黒部峡谷にいってみたいなぁ。