黒部 2日目 黒部ダム

おでかけ

だらだら旅行記、黒部方面ツアー

2023/7/28
今日はいよいよ河床ハイキング、楽しみ!
朝の室温27℃、外は24℃、午後から雷雨予想。
ホテルのロビーにコーヒーマシンがあったので”カプチーノ”を入れてみた。普通にミルクコーヒー。

7:00から朝食、7:50出発なので、部屋に戻らない準備をして食事へ。
昨夜、焼き魚を残していたので「焼いてもだめなんですね」とシャケだったのを、途中で豚の生姜焼きに変えてくれた。ありがたや。
食堂、1人ずつ配膳なので渋滞することもなく、すぐに食べ終わって、部屋に戻って歯磨きする余裕があった。
お弁当はおにぎり弁当のようだ。リュックが小さいのでギュウギュウ。

ホテル前のあじさいが不思議な感じ。白いのはかなり大きく、珍しい。

7:50出発
イヤホンガイドが配られた。河床ハイキングの時に使う。登山ガイドは2人いるそうだ。私は2班。

扇沢8:38着
風は涼しい。自販機はあるが、ペットボトルの捨て場がない。ゴミはなるべく持ち帰りということだと思う。駅の中だけ捨て場があったので使わせていただいた。

トロリーバス記念館

扇沢から黒部ダムまでいく関電トンネルは、以前はトロリーバス(無軌条電車)だったが、今は電気バス。
で、引退したトロリーバスを展示している記念館の見学があった。…なんでも一度全車廃棄が決まったのに、保管してあるものを見に来る人が絶えず、クラウドファンディングで1台だけ展示用に残された、ということだそうだ。熱い。

9:30に電気バスに乗って黒部ダムへ。バスは何台か一斉に出るのだが、通勤ラッシュ並みにぎゅうぎゅうで立っていた。つり革がくろにょんになっている。乗車時間は15分くらい。

河床ハイキング

バスを降りたら、普通の乗客と違う方向へ歩いていく。登山者出口・ダム下流と書いてあるほうへ。

登山ガイドさんと合流して、準備体操して10:08出発、10:14から登山道を下る。
「ハイキング初級」と聞いていたけど、とんでもなく危なっかしい山道を下っていく。当初、なかなか前に進まないなぁと思っていたら途中で脱落者2名あり。脱落者は添乗員さんと一緒にもと来た道を戻っていった。上で待っている黒部ダムガイドさんと合流するとのこと。その後は順調に進んだ。

日陰を歩いていくので、空気は涼しかった。持ってきている携帯温度計によると23℃。
下りは神経を使う。腿の前面も使っているみたいで痛くなってきた。踏ん張らなくては。

11:05休憩、川が見えてきた。眼下の橋を渡るという。えー!

で、橋を渡った先がダム撮影ポイントだった。橋の上はわりと強い風が吹き抜けていてちょっと身構えた。気分はインディー・ジョーンズ。
あたり一面細かいしぶきが舞っている。あれだけ離れている放水の水飛沫が飛んできているようだ。すごいな。

撮影後は、河原の岩の上でしばし休憩。で、リュックを下ろしたらペットボトル落としてしまった! まずい、プラスチックごみが清流に。それに登りの時に飲み物ないと自分がやばい。
じーっと見ていたら、流れがぐるぐるしていて、そのまま下流にいってしまうことはなく、こちら側の河岸で止まった! 戻ってきていた添乗員さんが拾ってくれた。ありがとー、ありがとー、助かったー!

11:30登り始め、11:45 一時休憩 、下りより登りのが楽。
12:15到着、2時間かかっていたってことだね。「河床ハイキング」という名称だったが、河床を歩いていたのはほんのちょっとで、大部分が山道の上り下りだった。

このあと、トンネルの中の施設で、クロヨンの苦労についてのドキュメンタリーDVDを見た。20分。なんで何度もクロヨンっていうのかなと思ったら、黒部第四発電所だったからだ。去年来ているのに全然認識なかった。
電気バスが通っているトンネルはキレイになっているが、ここは手堀のままの壁になっていて、削岩機の跡もあった。削岩機の振動体験というのがあって、動いている時に触ると、なんというか、ふっとばされる感じ。握力とか体力とかすごーく必要、わたくしでは無理。
トンネル内19℃で体冷え冷え。

いよいよ上から黒部ダム放水見学。
お昼は展望台の休憩室で持ってきたおにぎり弁当を食べた。自販機高くてびっくり! いろはすいが味付きとはいえ250円、爽健美茶の250円。観光地値段でもここまで高いかぁ。で、屋上に水を汲めるところがあるというので、空になったペットボトルに湧き水を入れた。

放水中の黒部ダム(7秒)

昼食後は黒部ダムガイドさんの解説を聞きながらダム周辺を巡る。黒部川下流域から順番に、より大きな出力の発電所が作られたということだ。へぇへぇへぇ。(なんで黒部なの? というのは翌日のクロサンのDVDで少し了解)

説明のメモ

放水は滝壺を作らないように、バルブで散水している
堤防の横に劣化を調べるコンクリートある
堰堤のコンクリートはバケットを使って3mづつ積み上げた
黒部ダムの開発は下流から
第4ダムでは破砕帯で冷たい水が出るのが問題だったが、第3ダムのときは高熱地帯があって大変だった
第1ダムという名称は無いが、柳河原(やながわら)発電所が相当する。今はダム湖の下。
ダムは水の圧力や山の膨張で位置が動くので、その観測をしている。堰堤の所々にあるディスクや丸い玉は測量するための目視ポイント

放水がおもしろくていろいろな高さから撮影しまくる。

堰堤を、展望台と反対側にいって、15時の黒部湖遊覧船ガルべに乗る。
だがしかし、雷がゴロゴロ鳴っている。

乗船時間は30分くらい。湖の上流へ、雨のほうへどんどん進んでいく感じで、そのうちザーザー降りになった。
船内だと何も見えないので、デッキにいたのだが途中でレインポンチョ着たけど裾がびしょ濡れ。下船後もみんなびしょ濡れのまま、堰堤の反対側の電気バスの駅へ。

黒部ダム駅16:35
行きは満員バスだったけど、帰りはガラガラで余裕で座れた。
16:47扇沢着、靴の中が濡れてやばい。
扇沢は雨降ってなかった。

17:10 バスに乗り込む
今回はおやつを食べるタイミングがない。わさびソフトクリームのところくらいか。
河原でナッツバー食べようとしてペットボトル落としたし。
17:50くらいに宿着

レインポンチョは乾かして畳んだ。また次の日使うかもしれない。
靴下と靴と、洗ったハンカチ、乾くだろうか。
部屋は27℃だった。こっちは雨が降らなかったのだろうか。冷房かけた。

夕食後、ロビーのコーヒーマシンで、今度はカフェラテにしてみたが、カプチーノとの違いがわからない。乳成分が少し多めなだけ? で、乳が残念ながら牛乳じゃないので、おいしさが下がる。カプチーノのほうがよかったかも。