ダラダラ旅行記、福島の桜ツアー、1日目(2023年4月14日)
星野リゾートに泊ってみたかったのだが、一人で泊まるには気が引けるし、一人だと割増料金がすごいことになる。旅行会社が送ってくるカタログで「おひとりさまのみ参加のツアー」というのをみつけた。星野リゾート磐梯山温泉ホテルに泊まって三春の滝桜や日中線のしだれ桜を観光する。これは行きたい!
みつけたときはすでに満席だったのだが、ダメ元でキャンセル待ちしてみたら参加できることになった。
だがしかし、吉野から帰ってきた4月4日時点で三春滝桜満開、鶴ヶ崎城7分咲き、日中線しだれ桜咲き始め。どう考えても4月14日だと、見られるのはしだれ桜だけかなと覚悟を…。
さて当日、早めに出たら予定の一本前の電車に乗れた。東京駅で朝ご飯を食べたいのでいろいろ調べていたのだが、ホームから上がったところで現在地がわからなくなった。迷うならまず食べちゃおうと、目に入ったフルーツサンドの店に入った。「メルヘン」という、よく見かけるフルーツサンド屋だ。
…フルーツサンドそのものは横須賀のJIROのがおいしい気がする。
食べ終わっても時間があるので、今回行こうと思っていた店と、前回見つけられなかった店を探してみる。
すぐ近くで朝っぱらから行列している店があった。”ヒトツブカンロ”を売っているらしい。なんだそれ? 検索してみたらカンロ飴の会社が出している店だそうだ。みなさんが何を買っているのか、商品パッケージが小さいものだらけでよくわからなかった。
前回、見つけ損ねたお味噌汁の店の所在地を確認した。今日は揚げナスの味噌汁だった。ナスじゃだめじゃん。改札外なのでここでNGだとほかの店に行く選択肢がぐんと狭まる。ちょっとヤバい。
集合場所の日本橋口、それっぽいおばさまがたくさんいた。このおばさまパワーをとりこんでいるツアー会社は勝ち組だと思う。取り込まれているわたくしも、ツアーのおかげで一人で行きにくいところを見て回れるので、旅行会社頑張れとか思っている。
日本橋口の外で、絶賛工事中のビルがあった。これ、日本一の高層ビルになる予定のやつかな。
新幹線ホーム、割と空いてる。もう列車は停まっているが清掃中かな。同じツアー会社の他の団体も乗るみたい。
10:00東京駅発、11:18郡山駅着
今回は「おひとり様のみ」参加ツアー。ほぼ女性。男性2人。3人席では早速、話に花が咲いている。
行きは通路側だった。Kindle持ってきたけど起動しなくて焦った。電源長押しで再起動。
郡山駅からはバス。11:31出発。一番後ろの席。なんか気兼ねなくて良い。
ランチはホテルハマツ。車寄せが広々しており、結婚式とかやりそうなところだ。調べてみたら、ホテルオークラのチェーンだったこともある高級ホテルだそうだ。
お料理は豚ロース焼きをメインにしたコース。上品で食べやすいけど凄いというほどではなく。デザートが4品もあってちょっとうれしかった。
同じテーブルの人たちから今年のサクラ情報をいただいた。
- 岐阜の薄墨桜も4月最初の週で葉桜
- 京都、原谷苑、色々な種類の桜があるので、開花時期がずれていて楽しめる
- 東寺のしだれ桜、ライトアップがキレイ
- 仁和寺の御室桜はソメイヨシノよりちょっと遅め
12:45発
三春の滝桜
花桃がさいてる。ピンク、白、紅。黄色いのは山吹かな。キレいな花が車窓から見えるたびに歓声があがる。ツアー参加者がエンジョイ派だとこちらも盛り上がる。
三春の滝桜はもう葉桜だろうなとは思っていたけど、入場口に「葉桜なので料金取りません」看板が。滝桜までの道々、咲いている桜もある。
滝桜は、花は全然ない!って感じ。
でもでかい。すごい。花がなくても見る価値あり。樹齢1000年以上(推定)の迫力。
遠足の中学生(多分)の集団あり。
苗木を売っていた。菊桃と花桃。菊桃は花びらが菊の花みたいにツンツンだ。これで区別つくかな。
ピンクのふわふわしたやつは、検索してみたらフクログジュと出た。桜の種類は判別つけがたい。
うめももさくらソフトクリームを食べた。始めのひと口づつは微妙に味が違うのわかったが、そのうちわからなくなった。
14:00発
地蔵桜
地蔵桜も紅枝垂で、滝桜の娘といわれている。樹齢400年くらい。こちらももう咲いてなかったけど立派なもんだ。
地蔵さくらのまわりに、花桃や他のしだれ桜など、お花がいっぱいあった。地元のひとが頑張って植えてるんだと思う。しだれの咲いてるやつもみれた。結構満足。
14:25発
車窓から三春の滝桜が見えた。周辺が公園ぽくなっている
斜面に沿った曲がったソーラーファーム、初めてみた。
郡山東ICから自動車専用道路に入る。
東北を旅行してる時のが落ち着く気がするのは何故だろう。関越沿いも。植生? 単なる思い込み?
15:08、猪苗代ICで降りた。猪苗代湖の北側だ。右に安達太良山、左に磐梯山。こっち斜面は猪苗代スキー場。
道々、白い桜が咲いている。調べながら八重だったら白妙かもと見ていたが、八重じゃないみたい…。わからない。
スキー場のアルツ磐梯は、バブル過ぎて破綻して、その後、星野リゾートが再建したところだ。星野リゾート磐梯山温泉ホテルは元は別のところが営業していた建物を改装して使っていると思われる(調べたけどよくわからなかった)。
1階にあるCafe&Bookが特徴で、コーヒーとお茶は飲み放題。夜には櫓で会津民謡のイベントがあるそうだ。…会津磐梯山の歌、160番まであるそうだ、知らなかった。
カードキーと見せかけてアナログなルームキー(笑)
お部屋はツイン、ベッドは普通のシングル。ビジネスホテルにありがちなセミダブルではない。部屋も洗面所も広めだけど広すぎて贅沢というほどではない。
ペットボトル削減のためウォーターサーバー用のボトルがおいてあった。部屋キーがベコで可愛い。
夕食前にちょっとだけ散歩、外は結構涼しい。桜、バスの中からは白とおもったけどそうでもなかった。
匂い袋を作った。接着剤で貼り付けるだけの簡単な作業。アロマがいい感じだったので聞いてみたらオリジナルブレンドとのこと。後で売店で買った。
利酒フリーもやっているのだが、日本酒は苦手なのでパス。せっかくなのにもったいないけど。
夕食、一人ずつ案内がつくのはやり過ぎ、効率悪すぎ。入口が渋滞。
欲張って食べすぎ。牛肉おいしかった。わっぱ飯もおいしかった。
夜に民謡「会津磐梯山」を踊るイベントがあった。そこでの案内だと、162番まであるそうだ。歌い手はコンテスト優勝者とのことでプロい。節は知っているものと微妙に違った。歌い手によって流派があるのかも。
二日目につづく