だらだら旅行記、ナスカとマチュピチュを巡る10日間のツアー(2024年9月24日〜10月3日)、その3。
この日のメインイベントはナスカの地上絵。
下書きに戻してみた
ピスコへ
パラカス泊とはいえ、朝は早かった。5時45分から朝食、6時30分にバス出発。ということで、4時半に起きていろいろ身支度。前の夜は疲れてすぐ寝ちゃったからね。
朝食はビュッフェ形式、ポン・デ・ケージョ的なパンをとってみたら、中身はミートパイだった。







ホテル発6時半、曇り、22℃、こことナスカとは天気が違うらしい。バスでピスコの空港へ向かう。



特に問題なく、空港には20分くらいで到着。
ピスコの空港は国際空港だけど入国設備はない。軍用機とセスナしか飛んでなくてがらんどう。我々はアエロディアナ航空のセスナでナスカ遊覧飛行をする。1便に乗るべく、早く来たのだった。我々以外の旅客はいない。








ナスカ遊覧飛行は、ここピスコとナスカの空港から飛び立つらしい。航空管制からナスカ上空の飛行許可がでないと駄目で、天候やなにやらで、時間通りには飛ばないらしい。時間通りに飛ばないと、次の便がどんどん後ろになる、ということもあって、我々は1便を狙っているとうことだった。また、午前のほうが日差しの関係で地上絵が見やすいとのこと。
待ち時間の間、1階にある小さな土産物屋で買い物したり、空港の中をウロウロしたりして過ごした。



土産物屋は小さいけど、すごく充実していた。ここで私は地上絵Tシャツと、ナスカの薄い図録を買った。このあといろいろな土産物屋に寄ったけど、ここはかなりの選りすぐりだった。
空港の2階には小さい博物館があった。イカ文化というこの地域の情報が展示されてる。元は有料だったようだが、このときは無料で入れて撮影も自由だった。










さんざん時間を潰して、8時10分保安検査に入り、搭乗待ちエリアでの待機となった。
なんか係員、女性が多い。ペルーはほとんどが共働きだそうだ。
ナスカ地上絵
8:45乗り込む。副操縦士、ちょっと日本語を話す。このあと、地上絵のガイドはこの副操縦士がカタコトの日本語で案内した。
8:50、離陸。ピスコの上空は曇り、枯れた感じの大地の向こうに太平洋。




たちまち雲で地上が見えなくなる。耳づまり予防のために飴を舐めておく。マスクもしておく。
パイロットたちは半袖、ヘッドホンとマイク装着。
飛行機、計器が多くて視界狭い。座高が低いと見えないね。操縦士たち、よくしゃべっているようだ。雲だらけだと地上絵見えないじゃん、ちょっと心配になる。



9時5分、前方、雲が切れてるみたい!
まだナスカじゃないのに直線が見える。なにこれ、道じゃないよね?
周りはカラカラなのに一部だけ緑。水脈があると思われるところは、くまなく畑になっているっぽい。


現地でもらった地上絵の案内図、我々は右の「クジラ」から見えるはず。見つけるにはちょっとコツがいるという話もあった。9:35、最初のクジラが見えた!けど、写真には撮れなかった。

慣れてくると次々見える。宇宙人、サル、犬、そしてハチドリ。
こんななにもないところに、しかも、あんな高台にわざわざ登って、あんな大きな図を描くってどういうこと!?




肉眼ではおおおお!という感じだったが、コンパクトカメラやスマホで撮った画像はそのままだとわからないので拡大してみた。
うずまき、蜘蛛、コンドルも見れた。こうしたもの以外も直線とか塗りつぶしとかの幾何学模様もたくさんあった。
下の画像、左の真ん中を通る黒い線は道路だ。パン・アメリカン・ハイウェイ。その左にうずまきがある。右は長方形の右寄りの上に蜘蛛の地上絵がある。


上空から、マリア・ライヘの観測塔も確認できた。パン・アメリカン・ハイウェイの脇に作られた地上絵の物見台だ。左側小さいほうが地上絵の保護活動をしていたマリア・ライヘのもの(1977)で、右側の大きいほうが後に建てたられたものだ。

我々のセスナは、パルパの地上絵のほうにも飛んでくれた。こちらは、なんか地上絵の趣が違う。
我々がこちらに来ている頃、日本では山形大学のチームがAIを使って新たに300個ほどの地上絵を見つけたというニュースが出ていたが、それはこのパルパの地上絵に似たものが多かったみたいだ。


10時頃、一連の見学終わりと言われた。ピスコに戻る。
しかしなんとも不毛の大地。川筋と思われるところに点々と丸いものがある。おそらく植物。

10時40分頃、ピスコの空港へ戻ってきた。なんと、空港の中にターンテーブルがあった。使われていない設備の数々、もったいないなー。



リマへ
荷物はホテルに置いたままなので、それをピックアップしてから、ピスコの街のレストランAs de Oroで昼食。小さいプールのそばのテラス席だった。おしゃれっちぃ。
紫色の飲み物チチャモラータが出た。あの紫のとうもろこし・じゃがいも・パイナップルなどが入った飲み物で、コーラっぽい味がした。
セビーチェはペルー名物のシーフードのマリネである。…魚介は苦手なので食べられない。
パエリアはパプリカソースがかかっていて、パプリカも苦手なので食べられなかった。まあ、朝ご飯たらふく食べているから問題なし。
チーズケーキの上には甘いホウズキが載っていた。コーヒーがつかないのが残念。






街中はあちこちにバンプがあってスピード出せないようにしている。日本もそうすればいいのに。
そして、トゥクトゥクが大活躍。街中、工事中も多く、なんか賑やかだ。






来た道を戻ってリマへ。道中、ドライブインみたいなものが気になる。



緑があるところには牛もいる。馬やヤギもみかけた。高速道路の料金ゲートはETCっぽいやつ。


途中、土産物屋へ。
話題の塩チョコとかマラスの塩の小袋とか、日本人が好みそうなものがたくさん。つられてコーヒーも買ってしまった。5000円分くらい。



道中、添乗員さん、パスポートとかお金とかかなり口酸っぱく何度も注意喚起。団体だと気が緩むからね。それから高山病注意のお話など。
夕方17時頃にホテルに到着、のんびりしたパラカスと違って、都会の街中のホテルだけあってざわざわしている。部屋は広めのツインだった。窓の外は普通に街なのだが、鳥の声がやかましかった。室温は20℃くらいなので過ごしやすい。



18時頃、ホテルの食堂で夕食。他のお客さんは外で食べるのだろうか、ほぼ我々グループだけ。メインディッシュに載っているチャーハンを食べる前に、パンを食べていたので、またもや炭水化物祭りになってしまった。





宿泊:Hotel San Agustin Exclusive
→その4に続く
参考:ツアーメンバーのvlog:ペルー「ナスカ地上絵」砂漠に描かれた謎の巨大絵 (約5分半)