横須賀美術館

おでかけ
谷内六郎・展示スペース

2025/2/14(金)、ダリ展開催中の横須賀美術館に行ってきた。
近所だけど行くのは初めて。

美術館の中は撮影禁止。谷内六郎の展示だけ撮影可だった。週刊新潮の表紙を飾ってきたイラストだ。
表紙の言葉と絵が展示されいた。いずれもサイズは同じ。この人の絵、見てるとなんかほっこりするね。

ダリ展のほうは、福島の諸橋近代美術館の巡回展のようだった。こっちに絵が来ているあいだあっちはどうしているのだろうと思ったら、なんと冬季閉鎖中だった。そういうことか。

ダリの絵は私の知らないものがほとんどだった。そして、私が好んでいたダリの絵は1940年代前後のものらしいということがわかった。一番好きなぐにゃっとした時計は30年代、これはニューヨークにあってここにはなかった。
が、ダリは同じモチーフを何度も描いており(画家ってわりとそうだよね)、1939年のニューヨーク万博で手掛けたパビリオンの内壁を飾るために制作された「ヴィーナスの夢」(複製:原画は広島県立美術館)っていうパネル4枚くらいの大きな展示があって、それに時計とか燃えてるキリンとかが描かれていた。

美術館の上の階に、海に面した双眼鏡がおいてあった。なんと、アクアラインと海ほたるが見えた! 双眼鏡の接眼レンズにスマホのカメラをくっつけて撮影してみた。なんとなく、海ほたる、写っている。

美術館の屋上からこのあたりの散策コースみたいなのがあって、三軒屋砲台跡まで登ってみた。
おお、レンガのなにかとか石積とか、猿島によく似ている。コンクリートに囲まれた円形の場所は、看板はなかったけど砲台跡と思われる。

2万年前は海水面が低かったのか、東京湾になってなくて、古東京川というのが流れてたそうだ。そこの深いところ(?)がいまの浦賀水道にあたるらしい。
椿の蜜を吸っているっぽいリスがいた。うまく写真がとれなかったが、シマリスじゃないので、タイワンリスかも。

美術館の敷地にはアクアマーレというイタリアンレストランがある。
ケーキセットでいちじくとくるみのケーキを食べてみた。
…シナモン風味がして、ちょっと好みじゃなかった。冒険しないでティラミスにしておけばよかったかも(^^;

このあたりはいろいろ見るところがあり散歩道には事欠かない感じだった。
そして、自分は美術より史跡のほうがときめくと思い知ったのであった、砲台跡、おもしろかった。