高千穂 その6 大御神社・夜神楽

おでかけ

ダラダラ旅行記、高千穂ツアー2日目(2023年3月11日)、続き

西都から北へ、高速道路を日向で降りた。車窓からは温室の多さが目についた。南国の温室で何を作っているのだろうか。(ぐぐったらキュウリとかピーマンのハウス栽培が有名らしい)
山寄りになるとソーラパネルも見かけるようになった。海岸のほうにはあまりない気がする。

大御神社

御祭神は天照大神。瓊瓊杵命が天照大神をお祀りしたとかいういわれが残っている。相当古い神社らしい。

ここはさざれ石でも有名だそうだ。君が代にも歌われているさざれ石。だがしかし、”ここの石”が歌われたわけじゃないみたい。発見は2003年に境内拡張したときだそうだ。さざれ石って堆積岩なのかな。礫岩かな。
…調べた。石灰質角礫岩だそうだ。2000万年前くらいの河口で堆積したらしい。
柱状節理は、溶解凝灰岩。火山の噴出物が熱いまま積もって軽石が溶けて固まったもの。14000万年前頃なので、さざれ石より新しい。
ちなみに、神座(かみくら)は、2003年の拡張のときに出てきた大岩で、「瓊瓊杵命がこの地で千畳敷の盤石の上から海を眺めて…」という話がつたわっているのでその岩に違いない!ってことにしたらしい。

鵜戸神社

大御神社の境内に隣接してある鵜戸(=洞窟)神社。洞窟そのまんま。結構急な階段を降りていったところにある。普通、歩いてたら気づかない。おそらく、舟で行き来する人が見つけた洞窟じゃないかと思う。

御祭神は鵜草葺不合命、彦火瓊瓊杵命、彦火火出見命、豊玉姫命、塩筒大神。瓊瓊杵命一家のうち、海に関係が深い方々ということのようだ。

洞窟前の海岸

16:05出発。崖とか柱状節理とか、おもしろかった。

高千穂へ

17:06、高千穂のホテルにチェックイン。、入り口にしめ縄があってびっくり。あとで解説があったが、ここでは一年中しめ縄を飾っているらしい。

ホテルの部屋はアナログなキーなのだが、これを指して回さないと部屋の電気がつかない。ルームキーがカードキーのとき「ココに挿す」みたいな役目をしている。ルームキーのタグのところを挿すというのは見たことあるが、鍵を回すのはみたことなかった。

ホテルの自販機にヨーグルッペのソーダとか色々あった。そもそも甘いのでいろいろ試すというわけにはいかないが。
ホテルの下がファミマだった。明日の麦茶とかヨーグルッペではない濃いドリンクヨーグルトを買った。

でかける時にルームキーをフロントに返す。だいぶお腹空いてきた。昨日は全く空かなかったが。
17:50出発

千穂の家・神楽宿で夕食。

竹筒から竹筒みたいなおちょこに注ぐかっぽ酒、一口飲んでみた。ウォッカっぽい
高千穂牛、うまい!

食後に神楽の見どころや高千穂の文化についての解説があった。以下、メモ

手力雄命(たぢからおのみこと)は力自慢の神。全力の時は顔が赤い
タスキの早結びが見どころ。演者によって所作が違う
高千穂は一年中しめ縄をかざっている
しめ縄は七五三。七は天神七代、五は地神五代、三は人(日向三代)。赤と白と緑がある
切り絵みたいな白いひらひらは「えりもの」という。干支とか風水とか

…翌日、天岩戸神社でもらった説明書きだと、「三は造化の三神」となっていてちょっと違ってたけど。解釈のバリエーションかな。しめ縄が七五三に分かれていることには変わりない。

夕飯たべおわったらだいぶ涼しくなっていた。そのまま夜神楽へ。座布団を持って移動。

高千穂夜神楽

高千穂神社、神楽殿。神楽は20:00から21:00。夜神楽はダイジェストで、岩扉3番+αをやる。本番は11月から2月にかけてで、33番やるんだそうだ。
自由席、畳一畳に2人。結構密。満席。真ん中よりちょっと前で見た。

  1. 手力雄の舞 …お隠れになった場所を探しているところ
  2. 鈿女の舞 …天照大神を誘い出そうと踊っているところ
  3. 戸取の舞 …手力男命が岩戸の岩を取り去るところ
  4. 御神躰の舞 …イザナギ・イザナミがお酒を作っているところ

楽隊は横笛と太鼓と、太鼓のヘリをバチでカチカチ叩く人(小太鼓?)。カチカチ叩く人は20分くらいで交代していた。

手力雄は白い仮面に白いロン毛

手力雄の舞:10秒くらい

鈿女は髪は赤い布で隠している

鈿女の舞・20秒くらい

戸取(ととり)の舞、岩戸を投げ出す。赤いおめんに黒髪

戸取の舞・20秒くらい

御身躰の舞のイザナギもロン毛で茶髪、イザナミは黒髪
イザナミ役の所作がコメディーで会場から笑いが起きる。お面をつけているのにちょっとした所作だけで笑いを取るってすごい。

20:55くらいで終了。バスで宿に帰って、速攻風呂入って寝る。