ダラダラ旅行記、高千穂ツアー、1日目(2023年3月10日)。
羽田から宮崎空港へ
宮崎行きは初めてである。
夜の神楽見物があるので、薄着という訳にはいかず、スキージャケットを着てきた。早朝の出がけは襟巻き無してかろうじて着てられるくらい。現地では、ほぼバスの中に置きっぱなしだったが。
預け荷物無しの大きめリュックのみにしてみた。結構、歩くらしいが、観光のための遊歩道なのでトレッキングシューズでなくても大丈夫と判断した。ハイカットのドレッキングシューズだと空港の保安検査でいちいち脱がなくてはいけないので面倒だからね。
羽田のドトール、早朝から開いてはいるが、カフェラテのSサイズがない。
搭乗待ちの間にお弁当を食べようと、混雑する売店でわたわたと買い物したら、チケット落としてた。拾ってもらえたけど、本人確認が面倒くさい。団体券なのでチケットに名前が書いてない。カウンターのスタッフがどこかに電話かけてる。
チケットを持って歩いてるスタッフに遭遇しなかったら、もっと面倒くさかったかも。
保安検査を出てすぐの売店はすごく混んでいたが、飛行機に乗るためのバス待ちのところの売店はガラガラだった。焦らなくてもよかったのに(^^;
で、朝ごはんはまい泉ヒレカツサンドにした。この半分でいい、けど、全部食べた。
バスの先頭に乗れた。飛行場の裏側の動きが見れて楽しい。滑走路内の車両は何故オープンカーなのだろうか。シートは防水仕様になっている模様。
8:00 羽田発、宮崎行き
窓側だった。翼の上。左右に3列シート。充電口とWi-Fiあり。但し、Wi-Fiは離陸後。
動き出したのは8:11、8:28離陸
8:49 富士山見えた!
北海道行きと同じももとぶどうのジュースをいただいた。いわゆる清涼飲料って滅多に飲まないので、このときとばかりに。
9:20から下降。
宮崎到着、9:45着陸
空港内も空港の周りの植栽もおもいっきり南国ムードで攻めている。
このツアーはガイディングレシーバーでの歴史ナビゲーターというガイドがつく。ツアー参加者に歴史ナビゲーターのレジメが配られた。それみてたら、宮崎ってめちゃくちゃ日本神話の始まりの地じゃん。天岩戸も海幸山幸も天孫降臨も全部このあたり。説話としての神話は知っていたが、ほとんどが宮崎が舞台だとは気づいてなかった。このツアー、”高千穂”は神話に関係あるよなー、高千穂峡もおもしろそうだなー、くらいの意識で選んだのだった…。
山幸彦が天皇の系譜だとは知らなかった。
この時代、長子相続じゃないのねん。山幸彦は三男、ニニギノミコトも神武天皇も兄がいるらしい。
木花開耶姫も豊玉姫も在の姫なので、侵入者が地元の女性と結婚して支配する構図か。
いろいろ勉強になる。
道中の車窓の鬼の洗濯岩がすごい! けど、うまく写真に撮れなかった。
鵜戸(うど)神宮
鸕鷀草葺不合命(うがやふきあえずのみこと)を祀っている。神武天皇のお父さんだ。
お母さんの豊玉姫命(とよたまひめのみこと)が、お産のための小屋を洞窟に作ったが、その屋根が葺き上がらないうちに生まれちゃったから「ふきあえず」という名前らしい。「うがや」というのは鵜の羽で屋根を葺いてたということで。神様系列にしてはなんとう名前のつけかた(^^;
お父さんは山幸彦=彦火火出見命(ひこほほでみのみこと)。豊玉姫は海神の娘で、出産時に海の生き物(ワニ説)になっているところを夫に見られて、怒って海に帰ったとのこと。
ちなみに、「ミコト」の表記はパンフレットや解説書を見ても「尊」「命」がごちゃまぜになっているが、ここでは古事記にならって全部「命」と書くことにする。(日本書紀だと「尊」「命」を分けて使っている)
鵜戸神宮の「うど」は洞窟という意味だそうだ。
すごく天気がよくて気温も高め。半袖になった。帽子もあった方が良かったかも。
眷属(神のお使い)だけあって、ウサギのがらみのものがたくさん。
本殿の奥にはぴかぴかの丸い鏡が祀ってあった。そうか、神社は仏像じゃないもんね(いまさら)。
本殿の裏には「おちち岩」というのがある。なんでも、豊玉姫が出産後、すぐに海に帰るということで、「乳房を岩にはりつけた」という説話が。え! 乳房をもぎ取って岩につけたら、そこから母乳が出る、ってか!? すごい発想だな。
言われてみれば岩のかたちがおっぱいに見えなくもない、が言われないとわからない。
おちち飴を買ってみた。500円。土産物屋では違うパッケージで半額で売っていた。初穂料ということだな。味は素朴な水飴。
亀岩。しめ縄のなかに運玉が入るといいらしいが、石の上ではねて出てしまう。水たまりにハマらないとダメみたい。
海が青くて、なかなか素敵な岩の海岸。
鵜戸神宮からバスに戻る途中、桜がもう散っている
駐車場に12:25出発予定。12:20出発、写真撮ったりしてちょろちょろしていたら自分が一番最後だった。
続く